人工肩関節置換術

人工肩関節置換術は、損傷した骨と軟骨をポリエチレン製(プラスチック素材)と金属で製造された人工関節に置き換える手術方式です。
人工肩関節には2種類の人工関節があります。

アナトミカル型人工肩関節:
上腕骨頭を金属ステムに取り付けた金属ヘッドに置き換えます。また関節窩側はプラスチック製インプラントと置き換えます。
通常、アナトミカル型人工肩関節は腱板が良好な状態の患者様に推奨されます。

リバース型人工肩関節: 
「本来」の関節構造と反転させた形状になっています。金属のボールが関節窩側に、ソケットが上腕骨側に取り付けられます。
通常、リバース型人工肩関節は腱板断裂性関節症の場合に推奨されます。

なぜ肩関節置換術を行うのでしょうか?

長年にわたり、人工肩関節置換術は重度の関節炎や腱板の損傷に対する一般的で安全な手術として行われています。
肩関節置換術が成功した際の主な利点は:

 

肩の痛みの低減

痛みが大幅に軽減され、通常は痛みがほぼなくなります

可動性の回復

肩の可動性も通常レベル近くにまで回復します 

生活の質の改善

痛みや可動性の低下によって日常の活動や社会生活が大幅に妨げられることがなくなります

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