Complete, Convertible, Innovative

コンセプト
異なるニーズに、独自のコンプリートシステム

股関節、膝関節、および脊椎製品領域の成功を基に、メダクタインターナショナルは肩関節市場に進出して参ります。

メダクタインターナショナルの創設者であり社長のAlberto Siccardiは次のように述べています。「私たちの膝関節・股関節・および脊椎テクノロジーを特徴付けている、患者さんを中心に考えたビジョンと熱意はこれまでと同様に、成長の速い上肢市場に進出して参ります。また、ハイレベルの外科教育を通じてイノベーションをお届けし、患者さんとヘルスケアシステムの持続性に真のベネフィットを提供いたします」。


メダクタのショルダーシステムは、豊富なサイズ展開、調整可能なオフセット、そしてアナトミカル型とリバース型の設定の両方におけ設定を含め、様々なオプションを特徴とするモジュラーソリューションです。メダクタのショルダーシステムは、ステムオプション2種類(スタンダード/ショート)、上腕骨頚体角オプションは人工肩関節置換術(TSA)用に3種類(128°/135°/142°)、リバース型関節置換術(RSA)に2種類(145°/155°)、RSAグレノスフェア4サイズ、そしてミスマッチを最適化するためにTSAのセメンテッドグレノイド(ペグ付)10サイズを提供しています。

欧州、オーストラリア、および米国におけるエキスパート外科医のグループによりデザインされたメダクタのショルダーシステムは、すべてのコンポーネントを置換せずに全置換手術からリバース型関節置換術へと柔軟に移行できます。ステムはそのままに、アナトミカル型骨幹端をリバース型骨幹端に置き換えます。この目的は、すべての人工関節のコンポーネントを置換することなくコンバージョンを行うことです。

メダクタのショルダーシステムは、人工肩関節置換の最新かつ継続的な調査に基づくデザインとコンポーネントからなるシステムです。
 
 
アナトミカル型

上腕骨骨幹

スタンダード/ショートバージョン
各バージョン11サイズ
セメントレス(チタンプラズマスプレー + HA)/セメンテッドオプション

上腕骨アナトミカル型骨幹端

3種類の頚体角オプション:128°/135°/142°
セメントレス(チタンプラズマスプレー + HA)/セメンテッドオプション
スーチャースリーブ: Ø2.5mm

二重偏心

調整可能なヘッド偏心(0 ÷ 5 mm)

上腕骨頭ヘッド

10サイズ
材質:コバルトクロム - ISO 5832-12(ASTM F1537)

セメンテッドグレノイド

10サイズ
材質:ハイクロスリンクポリエチレン

リバース型

上腕骨骨幹

スタンダード/ショートバージョン
各バージョン11サイズ
セメントレス(チタンプラズマスプレー + HA)/セメンテッドオプション

上腕骨リバース型骨幹端

2種類の高さオプション:+0および+9 mm
2バージョンオプション:+/- 20°
材質:Ti6Al4V - ISO 5832-3 (ASTM F136)
Inlay design with HA
スーチャースリーブ:Ø2 mm

上腕骨リバース型HCライナー

3種類の高さオプション:+0 / +3 /+6 mm
頚体角オプション:145°/155°
材質:ハイクロスリンクポリエチレン

グレノイドベースプレート(ペグ付)

3種類の直径オプション:22 /24.5/27 mm
3種類のペグ長オプション:15/25/35 mm
材質:Ti6Al4V - ISO 5832-3(ASTM F136)+HA(前面グリットブラスト仕上げ)

スレッド付きグレノイドベースプレート

2種類の直径オプション:24.5/27㎜
2種類のスクリュー長オプション:25/30/35㎜
材質:Ti6Al4V - ISO 5832-3 (ASTM F136) +タイプII陽極酸化 300μm Mectagrip

グレノスフェア

4種類の直径オプション:32/36/39/42 mm
2種類の外方化オプション:4/9㎜
埋め込み下方オフセット: 2mm
材質:コバルトクロム - ISO 5832-12(ASTM F1537)

グレノイド多方向ロッキングスクリュー

10サイズ
角度± 15°

材質:

  • アウタースクリュー:Ti6Al4V - ISO 5832-3(ASTM F136) + タイプII陽極酸化
  • インナースクリュー:コバルトクロム - ISO 5832-12(ASTM F1537)

グレノイド多方向ノンロッキングスクリュー

10サイズ
角度± 15°
材質:ISO 5832-3 (ASTM F136) + タイプII陽極酸化

テクニカルデータ

上腕骨の安定性

上腕骨骨幹は、セルフセンタリングおよびセルフオリエンティング形状です。3D画像を使用した広範囲に及ぶ調整とカダバー分析を通じてカルカーデザインを最適化し、基本となる安定性の向上が期待できます。本システムでは豊富なサイズ範囲が使用できるため、ステムと上腕骨髄腔が正確にフィットします。

リバース設定の向上

ライナーデザインにより、関節可動域(ROM)の拡大(上腕骨頚頸体角145°)および関節安定性の最大化(上腕骨頚体角155°)によって、外科医はシステムを患者さんの状態に適合させる機会が得られます。グレノスフェアの側方オフセット(4 mm)および下方オフセット(2 mm)がスカプラーノッチングを低減します。完全な半球デザインによって全ROMにおける安定性が期待できます。

アナトミカル型設定の向上

二重偏心ヘッドを使用し、ヘッド-ステムオフセットの理想的な適合と再現性が期待できます。このオプションでは、調整可能なヘッド偏心は0~5 mmです。メダクタのショルダーシステムでは、3種類のアナトミカル型上骨幹端頚体角オプション(128°/135°/142°)で術前の上腕骨頚体角に合わせることができます。

TSAからRSAへのコンバージョンに理想的なプラットフォーム

置換が必要な場合、上腕骨骨幹部のステムは所定の位置に残した状態で、リバース型骨幹端およびリバース型ライナーを取り付けることができます。これは、侵襲性がより低い置換術のオプションで、人工関節の安定性は引き続き良好に保たれます。