担当医

肩関節置換術の前に、担当医から全身身体検査の指示が出され、患者様の状態を評価し、手術に関するリスク要因がないことを確認します。

検査

担当医から、手術の前に血液検査、尿検査、そして場合によっては心電図による検査が行われます。

 

自己チェック

皮膚のチェック
腕および/または肩の皮膚に何らかの感染症または刺激がある場合、手術の前に整形外科医に連絡し、手術のための皮膚の最適な準備方法について指導を仰いでください。

歯のチェック
人工肩関節置換術後の感染症の発生率は非常に低いものの、関節から離れた部位での感染症でも血流によって肩まで広がる恐れがあります。合併症を避けるためには、予防が最良の手段です。人工肩関節置換術の前に、歯科医による歯の検査を受けてください。

医薬品

手術の前に、用量と服用回数を含めた医薬品の全一覧を担当医に提出してください。医薬品の中止または変更が必要な場合には医師から指示があります。

特別な装具

手術後は、腕の装具などの特別な装具が必要となります。理学療法士の指示に従ってください。

サポートの手配

  • 手術後は、少なくとも4週間は運転や重いものを持ち上げることができません。
  • 術後24時間はどなたかに付き添いをお願いしてください。
  • 帰宅後は家族や友人の介助が必要です。

 

転倒リスクの低減

  • 転倒を回避できるよう、周辺部の片付け、固定されていないカーペットは固定するなど最新の注意が必要です
  • 電源コード、電話線、玩具、そしてその他転倒の危険があるものは片付けます
  • リモコン、医薬品、読み物などの日常的に使用する物は、使いやすくて手の届きやすい場所に置いておきます
  • 頻繁に使用する調理器具やお風呂場の備品は手の届きやすい場所に置いておきます
  • お風呂場には滑り止め防止マットレスを敷きます
  • 頭から被らなければならない衣類は避けます